Love...


由「ねぇ。克哉君だっけ?」


正直驚いた。
急に話しかけられたからなのか
由奈という女からだったからなのか
とにかく驚いた。


克「…そうだけど?」

由「よろしく(笑)さっそくだけど...


克哉君を当ててあげようか。」




……は?




有「出た-(笑)由奈の特技♪」


特技?
何のことだ?
当てるってどういう意味だ?

俺は…というか俺達男4人は
意味がわからなかった。


由「克哉君は基本無口で人見知りが激しく,
信頼する人も少ない。
頼りにしてる友達もそんなにいないのかな?
それくらい人に対して慎重。
それはきっと家庭からじゃないかな?
両親とあまり関わりがないんじゃない?
服装と自然と身に付いた座り方とかみたら
家庭は裕福ね。
でも家ではほとんど1人。
恋愛経験がないのは鈍感だからってのも
あるけど一番は人と深く関わりたくないから。
特に異性だから。
そんなあなたに必要な女性は...
ある程度距離を置いてくれる様な大人な女性。
あくまでも今のあなたについてよ(笑)
これから変わるなら必要な女性のタイプも
勿論,変わってくる♪」



……敦.亮.佳.俺.....
多分同じ顔をしていたはずだ。
言葉にすると唖然だ。


亮「…超能力者?」

敦「エスパーだ…」

佳「宇宙人だ...」

克「……………」


普段は「バカじゃねぇの?」で片付ける俺。
今の俺には勿論無理だった。
敦や亮みたいに超能力者かと疑ってしまう。

さすがに宇宙人はないけど。


恵「またレベル上がったぁ-?!」

綾「ちょっと会わなかっただけで
これだもんなぁ-(笑)」

有「ここ最近でまた初指名
結構入ったんじゃない?♪」

由「ま-ねッ(笑)でもこの特技
見付けてくれたのは恵達だよ。
本当に感謝してるッ★」


由奈という女は照れくさそうに微笑んだ。

やっぱり気品があって
綺麗で見惚れてしまった。
< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop