Love...
由「ねぇ。克哉君だっけ?」
正直驚いた。
急に話しかけられたからなのか
由奈という女からだったからなのか
とにかく驚いた。
克「…そうだけど?」
由「よろしく(笑)さっそくだけど...
克哉君を当ててあげようか。」
……は?
有「出た-(笑)由奈の特技♪」
特技?
何のことだ?
当てるってどういう意味だ?
俺は…というか俺達男4人は
意味がわからなかった。
由「克哉君は基本無口で人見知りが激しく,
信頼する人も少ない。
頼りにしてる友達もそんなにいないのかな?
それくらい人に対して慎重。
それはきっと家庭からじゃないかな?
両親とあまり関わりがないんじゃない?
服装と自然と身に付いた座り方とかみたら
家庭は裕福ね。
でも家ではほとんど1人。
恋愛経験がないのは鈍感だからってのも
あるけど一番は人と深く関わりたくないから。
特に異性だから。
そんなあなたに必要な女性は...
ある程度距離を置いてくれる様な大人な女性。
あくまでも今のあなたについてよ(笑)
これから変わるなら必要な女性のタイプも
勿論,変わってくる♪」
……敦.亮.佳.俺.....
多分同じ顔をしていたはずだ。
言葉にすると唖然だ。
亮「…超能力者?」
敦「エスパーだ…」
佳「宇宙人だ...」
克「……………」
普段は「バカじゃねぇの?」で片付ける俺。
今の俺には勿論無理だった。
敦や亮みたいに超能力者かと疑ってしまう。
さすがに宇宙人はないけど。
恵「またレベル上がったぁ-?!」
綾「ちょっと会わなかっただけで
これだもんなぁ-(笑)」
有「ここ最近でまた初指名
結構入ったんじゃない?♪」
由「ま-ねッ(笑)でもこの特技
見付けてくれたのは恵達だよ。
本当に感謝してるッ★」
由奈という女は照れくさそうに微笑んだ。
やっぱり気品があって
綺麗で見惚れてしまった。