Love...
そして敦からの電話を切って30分。
《♪〜♪♪〜》
またしても携帯が鳴った。
でもこれは電話の着信音じゃなかった。
克「今度はメールかよ...」
そう呟いて画面を見ると
登録してないアドレスから
一通のメールが届いていた。
克「…誰だ,こんな時間に。」
そんなことを考えながら
何気無くメールを開いた。
----------本文----------
こωばωゎ
有紗とぃぃます
明日,合コンする女子メン
代表と∪てメール±せて
ぃただきま∪た
明日ゎょろ∪く
ぉ願ぃ∪ます
有紗.
----------END----------
克「…さっきの敦はこれを言ってたのか。」
ようやく俺の中で出口を探していた
入口が繋がった。
にしても…読みにくい。
ハート多すぎて目痛い。
こういう女は性格的に
「色目を使うもの」と
誰かに聞いた覚えがある。
そんなことを考えながら
俺は仕方なく有紗という女に返した。
----------本文----------
真辺 克哉。
わざわざメールどうも。
明日はよろしく。
じゃあまた明日。
----------END----------
悪いが俺にはこれが
精一杯のメールだ。
普段使わないメールを
ここまで長くした俺に拍手だ。
それからメールは返らないまま朝を迎えた。