月の下・・・
しばらく歩いていると


「はいここだよ。またなんかあったら声かけてね」


そういうと帰っていった。


「失礼しま~す」


あっノックしてないや

「くーーーーーーーーーーーーーーーーー会いたかった」

ふがっ!

「この声は翠?何でいるの?」


「ふっ聞いて驚くなよ!俺はこの学園の理事長だ!」


状況を理解するのに30秒かかった


「え!理事長?頭平気かどこか痛いところある」


「ねーーーよまじでだから」


「んーあの厳つくて頭が金色でバイク無免で暴走してたあの悪魔さんがねぇー」


「なっわりぃかよ」


顔を赤くしてそっぽを向いた


「まあいいやお前ここがどんなところかわかってんのか」


「あぁ」


十分理解してる


おかれてる立場や状況


あたしだって馬鹿じゃない


自分が何をしなきゃいけないかも


理解してる



ここに来る前



私は全国のトップである



夜獣と言う



族の総長だった



でもぬけたんだ



皆の想いを押し退けて



自ら消えた



あいつ等の前からも



「おい大丈夫か」


「うん平気」


何度足掻いたって



もう二度と



アイツは笑わない


「くーあんま自分を責めるなお前は悪くない」



「ありがとう」







でもそんな軽いものじゃない



あたしの傷もあいつらの傷も










































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