dolce……


しばらく
帝は部屋の整理をしていた

時計を見ると
もう12時を過ぎていた


「昼ごはん何にしよ……?」

台所に立って
昼ごはんを考えていると


後ろから
いきなり帝に抱きつかれた

「昼飯何に?」

何に?って言われても
考え中だしな……


「帝は何食べたい?」

「オムライス……」

意外と
お子ちゃま……


「わかった。作るから待ってて」
帝にそう言うと
抱きしめる力が強くなった


「美味しくなかったら……お仕置きだよ」

それだけ言うと
私を離してキッチンカウンターの椅子に座る


ふん!!
料理は小さい頃から
お母さんに教えられてたから
自信あるし


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