訳あり少女と王子様
『そうらしいけど、晶どうするんだ?』
嵐さんが私から目を離し
兄さんをみる。
私と嵐さんは兄さんの言葉を待った…
「内心…賛成はできない。
ただ、羅が決めた事なら口出しはしない。
…羅に、協力するよ?」
え....。
ウソだぁ…
「兄さん…いい、の?」
私は強く反対されると思っていたから、唖然とした。
『あぁ、お前の決意を踏みにじる様なことはしn…わぁ!』
私は兄さんに抱き着いた。
途端、ずーっと我慢していた涙が次から次へと溢れ出した。
『良かったな、羅。』
今までの疲れが出たのか、急に眠気に襲われた私は…
嵐さんの声を聞きながら眠りにおちた。
「ホン、トに…よかっ...た。」