訳あり少女と王子様
★意志★嵐side★
うゎ…
めんどくせぇ……
今日もバイトとか、マジでないゎ;;
『らーん!“めんどくせぇ”とか、思うなよ?
オーナーが嵐と俺がいれば売上が上がるっつってんだからょ。』
“仕方ねぇっしょ、まぁ給料も良いから良いんじゃん?”なんて付け足しながら言い放った。
俺の同期[東雲晶]。
まぁ、仕事的には先輩だけどな。
「ゎあってるよ!」
俺は自暴自棄になって言った。
何の仕事か?
あー…、ホストだよ。
んで、俺が知らねぇ女相手にヘラヘラ笑ってないといけねぇんだよ。
『ほらー、嵐行くぞ?』
「あぁ、峰(ミネ)来てんの?」
玄関に立つ晶に聞いた。
『ん?おぉ。来てんぞ。』
答える晶に手で‘先行け’と合図して残りの支度をした。