訳あり少女と王子様
☆決意☆羅side☆
ガタン…ガタンガタン………
『お客さん?終点ですよ。』
「あ、すいません。降ります。」
もぅかぁ…
私が着いた場所は銀座
私はゆっくりと歩き出した。
まだ、命があるのかさえわからないお腹を労りながら…
はぁ、とうとう来ちゃったな…銀座。
携帯は家に置いてきたし、連絡は取れないはず☆
「後は兄さんか…」
ーーーーーーーーーー
『お嬢さん?うちの店来ない?』
勧誘か…面倒臭いなぁ。
「ごめんなさ、急いでいるので。」
『何処のお店ですか?ご案内しますよ?』
え、それは助かるかも☆
「助かります。正直迷ってたんです;;」
私は勧誘の彼に[Legend]というホストクラブのビラを見せた。