訳あり少女と王子様
ソファにドカッと座った兄さんは
テーブルに目をやったようで…
『ぁッ羅!?お前、怪我したのか;;;?』
なんて、焦っている。
兄さん………可愛いッ///
「兄さん?私は大丈夫だよ。
ほら、落ち着いて。」
『ぇ?お、おぉ…………嵐、珈琲くれ。』
私の言葉に兄さんは落ち着きを取り戻したみたい。
でも、理由が聞きたいらしく
視線をこちらに向けていた。
嵐さんを始めとした、キャストの皆も私を見た。
『羅、何に使ったんだ?それ。』
嵐さんが皆に珈琲をわたしながらきいた。
「怪我してたんですよ。この子がね☆」