訳あり少女と王子様


『え、あぁ…ミキさん、ごめんね;;
ちょっと席外すわ…』


そうお客さんに伝えると兄さんはさっきの勧誘していた彼を呼んだ。


『ラン、悪い…付いてて?』


『はぃ。…アキラさんその娘は?』

ランと呼ばれた彼は私に目を向けた。


「あ、はじめまして。
東雲晶(シノノメ アキラ)の妹の東雲羅です。先程はありがとうございました///」



『アキラさんの妹さんだったんですね。
僕は、五十嵐嵐です。
アキラさん、ゆっくり話して来ていいですよ。』


嵐さんはそう言って微笑んだ。


優しい方だな…嵐さん☆


『悪い…頼むな。』

「ごめんなさい、ご迷惑おかけして…」



そう言って兄さんと奥に入っていった。




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