それでもおまえらは、俺を合コンに誘うのか?
和利は右腕への塗布を終えると、缶を右手に持ち替え、左腕への塗布を開始する。
やがて和俊は、当初の目的であったエアーサロンパスの全身塗布を終え、悦に入った顔付きでリビングに立ち尽くしていた。
そこに、アルバイトから帰ってきた姉の乙姫が出くわしてしまったものだから、一気に場が騒がしくなった。
「くっさぁぁぁ! なんやカズ! またワリャあ無駄にエアーサロンパス撒き散らしとんかいやぁ! 臭いんじゃいワリャあ!」
帰ってくるなり喚き散らしている。まあ、このスプレーはとても強烈な薬品臭を発することで有名なのだから、ある意味当然の反応ではあるのだが。
そしてこの喚きに反応した母の舞姫が、
「なんねえカズ君、あんたまたそげな勿体ない使い方しとるの!?」
と、乙姫に加勢してくるのだ。
「臭っ! ほんまにぃ……。こんとな使い方しかせんのんじゃったら、はぁ小遣いやらんど!?」
「なんなあ、ほいじゃオカン、わしに腕壊して死ねっちゅうんか?」
「違うわボケェ! オカンはなぁ、涼みたいだけならその辺で売っとるコールドスプレーでもえかろうがっちゅうとんじゃろうがぁや!」
やがて和俊は、当初の目的であったエアーサロンパスの全身塗布を終え、悦に入った顔付きでリビングに立ち尽くしていた。
そこに、アルバイトから帰ってきた姉の乙姫が出くわしてしまったものだから、一気に場が騒がしくなった。
「くっさぁぁぁ! なんやカズ! またワリャあ無駄にエアーサロンパス撒き散らしとんかいやぁ! 臭いんじゃいワリャあ!」
帰ってくるなり喚き散らしている。まあ、このスプレーはとても強烈な薬品臭を発することで有名なのだから、ある意味当然の反応ではあるのだが。
そしてこの喚きに反応した母の舞姫が、
「なんねえカズ君、あんたまたそげな勿体ない使い方しとるの!?」
と、乙姫に加勢してくるのだ。
「臭っ! ほんまにぃ……。こんとな使い方しかせんのんじゃったら、はぁ小遣いやらんど!?」
「なんなあ、ほいじゃオカン、わしに腕壊して死ねっちゅうんか?」
「違うわボケェ! オカンはなぁ、涼みたいだけならその辺で売っとるコールドスプレーでもえかろうがっちゅうとんじゃろうがぁや!」