奥に眠る物語
「あ、ほら 手、止まってるよ! 頑張れー」
「いや、あなたも手伝ってくださいよ」
まるで人ごとのように言ってくる彼に思わずツッコミを入れる。
「いや、和華は極度の恥ずかしがりでね 僕の呼び掛けじゃあ出て来てくれないんだ」
「それって、初対面の私なら尚更じゃ・・・?」
私がそう言うと、彼は少し黙り込んだ。
ほっといても平気だと判断して、私は和華さんの捜索を始める。
「・・あ。 皐月、キミ今僕が渡したネックレス持っているかい?」
「え、あぁ カバンの中です ちょっと待っててください」
手元にカバンを引き寄せてあさり、ネックレスを取り出す。
私は彼にそれを見せると彼は次の指示を出してきた。
「じゃあそれを付けて。 付け終わったら周りを見渡してごらん」
「・・・はぁ」
とりあえず、言われた通りにネックレスを付けて、半信半疑で部屋を見渡す。
そんな、これ一つで変わるわけ・・・
そう思いながら仏壇の端をみると、何やら変な淡い紫色の火の玉のようなものが見える。
気のせいだと思いたい。
目をこすってもう一度見てみるが、火の玉は消えない。
「・・・憑雲さん 私霊感ないのですが」
「お、見えたかい? ならそれが和華だ」
会話が噛み合わない。
「いや、あなたも手伝ってくださいよ」
まるで人ごとのように言ってくる彼に思わずツッコミを入れる。
「いや、和華は極度の恥ずかしがりでね 僕の呼び掛けじゃあ出て来てくれないんだ」
「それって、初対面の私なら尚更じゃ・・・?」
私がそう言うと、彼は少し黙り込んだ。
ほっといても平気だと判断して、私は和華さんの捜索を始める。
「・・あ。 皐月、キミ今僕が渡したネックレス持っているかい?」
「え、あぁ カバンの中です ちょっと待っててください」
手元にカバンを引き寄せてあさり、ネックレスを取り出す。
私は彼にそれを見せると彼は次の指示を出してきた。
「じゃあそれを付けて。 付け終わったら周りを見渡してごらん」
「・・・はぁ」
とりあえず、言われた通りにネックレスを付けて、半信半疑で部屋を見渡す。
そんな、これ一つで変わるわけ・・・
そう思いながら仏壇の端をみると、何やら変な淡い紫色の火の玉のようなものが見える。
気のせいだと思いたい。
目をこすってもう一度見てみるが、火の玉は消えない。
「・・・憑雲さん 私霊感ないのですが」
「お、見えたかい? ならそれが和華だ」
会話が噛み合わない。