奥に眠る物語
李玖はなぜか両手を広げて彼を受け止めようとしている。
多分、彼の目には怒っているようには見えていないのだろう。
なんて自分に都合のいい考え方というか、空気が読めなさすぎというか。
そして、あと一歩の瞬間。
彼が左足を軸にして右足を大きく振り上げた!
「ぐっふぇ!!?」
「・・・ふん」
見事、みぞおちに入った蹴りは李玖が吹っ飛ぶほどに威力は絶代だったらしい。
この男は手加減というものを知らないのか・・・
私はひやひやしながら李玖がいるであろう草の中を見ていると、何事もなかったかのように跳躍しながら李玖が出てきた。
そうだ、つくも神さんたちって怪我しないんだった。
「なんやねん、さすがに死ぬかと思っちゃったやないか!!」
「大丈夫。 そう簡単には死なないから」
そういってにっこりと笑う彼の笑顔にはどす黒いオーラ満載。
おもいっきり機嫌悪いじゃないですか!!!
「・・あ。 流星群終わってしもうた」
和華が空を見上げながらつぶやくように言った。
みんな確認するように空を見上げる。
そこにあるのは、煌めく星だけ。
多分、彼の目には怒っているようには見えていないのだろう。
なんて自分に都合のいい考え方というか、空気が読めなさすぎというか。
そして、あと一歩の瞬間。
彼が左足を軸にして右足を大きく振り上げた!
「ぐっふぇ!!?」
「・・・ふん」
見事、みぞおちに入った蹴りは李玖が吹っ飛ぶほどに威力は絶代だったらしい。
この男は手加減というものを知らないのか・・・
私はひやひやしながら李玖がいるであろう草の中を見ていると、何事もなかったかのように跳躍しながら李玖が出てきた。
そうだ、つくも神さんたちって怪我しないんだった。
「なんやねん、さすがに死ぬかと思っちゃったやないか!!」
「大丈夫。 そう簡単には死なないから」
そういってにっこりと笑う彼の笑顔にはどす黒いオーラ満載。
おもいっきり機嫌悪いじゃないですか!!!
「・・あ。 流星群終わってしもうた」
和華が空を見上げながらつぶやくように言った。
みんな確認するように空を見上げる。
そこにあるのは、煌めく星だけ。