奥に眠る物語
「ふっきゃあぁぁぁっ!!?」
「「みょっ?!!」」
出てきたとたん、和華が悲鳴を上げて私の背後へと回った。
その声に、ビックリした真奈と真央は変な声を上げてその場で飛び跳ねた。
内心、私もドッキドキ。
いきなりは怖いよ・・・
彼は微塵も揺らいでないようだ。
なんか悔しいぞ!!
「な、なんやウチ食ってもおいしくないで!!!」
「いや、食べないから、落ち着いて和華さん」
私の後ろでガクガクと震えてる和華をなだめていると、彼が李玖の首根っこを掴んでずるずると引きずっていたのが見えた。
「ごめんね 真奈、真犯人はコイツだから」
「え、な 何いっとんのか分からへんわ・・・ダメ?」
「・・お前か 元凶は」
あああ・・・真奈さんの後ろにどす黒い殺気が見えるよ!!!
「刹凪<セツナギ>」
真奈がつぶやくと、その手に先程の鞘のない日本刀が現れた。
その切れ先を李玖に向けて構え、戦闘態勢に入る。
「え、いや ちょっと真奈! 人に刃向けちゃいけませんて教わらんかったんか!!」
「つくも神なら怪我の一つや二つ平気だろう」
「そ、そんな無茶なー!!!」
真奈が刀を横に一線。
ギリギリの距離でよけた李玖は、その辺にある小石を投げて応戦した。
「「みょっ?!!」」
出てきたとたん、和華が悲鳴を上げて私の背後へと回った。
その声に、ビックリした真奈と真央は変な声を上げてその場で飛び跳ねた。
内心、私もドッキドキ。
いきなりは怖いよ・・・
彼は微塵も揺らいでないようだ。
なんか悔しいぞ!!
「な、なんやウチ食ってもおいしくないで!!!」
「いや、食べないから、落ち着いて和華さん」
私の後ろでガクガクと震えてる和華をなだめていると、彼が李玖の首根っこを掴んでずるずると引きずっていたのが見えた。
「ごめんね 真奈、真犯人はコイツだから」
「え、な 何いっとんのか分からへんわ・・・ダメ?」
「・・お前か 元凶は」
あああ・・・真奈さんの後ろにどす黒い殺気が見えるよ!!!
「刹凪<セツナギ>」
真奈がつぶやくと、その手に先程の鞘のない日本刀が現れた。
その切れ先を李玖に向けて構え、戦闘態勢に入る。
「え、いや ちょっと真奈! 人に刃向けちゃいけませんて教わらんかったんか!!」
「つくも神なら怪我の一つや二つ平気だろう」
「そ、そんな無茶なー!!!」
真奈が刀を横に一線。
ギリギリの距離でよけた李玖は、その辺にある小石を投げて応戦した。