《短編》交差する恋
……………。
えっ!?今なんて!?
「………ごめん。」
なんてかあたしは、気付いたらそう言っていた。
言葉に続けて、訂正しようとしたとき…。
「…ごめん!
いくら友達の友達でも、いきなり告白は無理だよな!」
明るく言う三浦くん。
あたしは慌てて訂正した。
「いや!そうじゃなくて!
…その…、どうしてあたしなの?」
未来ちゃんの友達だから、いつもみたいに振るのは、未来ちゃんに怒られる。
もし、未来ちゃんの友達でなくても、あたしは多分、理由を聞いていた。
…なんだか、“好き”とは違う、何かを感じた気がした…。