《短編》交差する恋



舞美ちゃんとの関係がなくなったから、あたしは舞美ちゃんの変わり。



…そんな風にも思う。


だけど…、舞美ちゃんが目の前にいて、きっとこんなこと出来ない。



「……っ!

…ごめん……。

つらい思いさせて…。」


あたしが泣いているのを、悲しさだと思った竜。

あたしをギュッと力強く抱きしめた。





あたしは…静かに





竜の背中に手を回した――。







< 33 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop