もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「俺たちは、普通の・・・。
普通の・・・幸せな奴らとは、違うんだ。
普通の奴らに恋をすれば、きっと傷つく」




「でも・・・。
でも、龍は。
他の誰かと恋をして、幸せになれって言ってくれた。
あたしは、光が好きなの。
それが、龍を裏切ることになるとは、思わない」




「麻衣?」




「好きなの。
光は――…。
ずっと閉ざしてたあたしの心に差し込んだ、一筋の愛の光なんだからっ!!」

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