もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「麻衣!!」




「哲也が何と言おうと。
誰に何と言われようと。
あたしは、絶対、光を愛しぬく。
あたしの全部で、光を愛するって決めたんだから」




あたしは、哲也の手を振りほどき、歩きだした。




「麻衣。
おまえは・・・」




哲也の声が、あたしの歩みを止める。
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