もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「光?」



雨宮麻衣の弱々しい、細い声が廊下で聞こえる。



「あー・・。
ここ」



オレはリビングから顔を出し。


「ホットミルク・・・飲めよ。
あったまる」


雨宮麻衣にマグカップを手渡す。



「あ・・ありがと・・・」



そう言いながら、照れたように笑う。


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