もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
その時、哲也の言葉が脳裏をよぎった。





『でも。
俺たちの過去は、中途半端なものじゃない。
温かい家庭でぬくぬく育った奴らに、理解できるレベルじゃない』



『おまえの全てを、そいつに見せられるか?
おまえの過去全てを、そいつに話せるか?
おまえがしてきたこと全て、そいつが受け止めてくれると思うか?』

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