もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
大好きで
大好きで


舞のためなら、なんでもできると思った。


なんでもしてやりたいと思った。


でも――…


舞にとってのオレは――…


ただの都合のいい
自分を崇拝してくれる
無限に愛してくれる


――ただの遊びの男にすぎなかったんだ。


オレにとっての舞は――…


それこそ
“オレの世界のすべて”


そんなにも愛しい存在だったにも関わらず。
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