もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
藤澤光の腕の中は――…


とてもあたたかくて。


とても安心できて。





あたしは、手放しで喜べる幸せを知った。




それは――…




脆く儚いものが多いこの世の中で。
やっと見つけたあたしの居場所。




ねぇ…光。


あたし、あの時、とてもとても幸せだったよ?


ずっと――…


こんな時が続くといいと――…思ったよ?
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