もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
新聞を手に部屋に戻る。



「あ…。
光。
おはよう」



雨宮麻衣が、ベットに身を起こす。



「あのさ。
おまえの親父って、金髪?」



「え?」



眠そうに目をこすりながら、雨宮麻衣が首を横に振る。



「違うよ。
何で?」

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