もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
あの日……舞のベッドにいた男。



オレが……忘れたくても忘れられなくて。



心の底から……憎いと思った男の顔。



ペタペタと音をたてながら近づいてきたその男に向かって、オレは小さく呟いた。



「別に……。
関係ないじゃん。
圭兄」



そんなオレの顔と、雨宮麻衣の顔を交互に見ながら……
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