もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】




それからの数日間……。



雨宮麻衣は、オレの家で、一緒に過ごした。



「ケンカが長引いちゃって。
あの家には帰りたくないんだ」



そう言って、ぴったり寄り添い……オレのそばを離れようとしなかった。




学校帰りに。


一緒に、夕飯の買い物をして。


一緒に、夕飯を作って……。
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