もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
雨宮麻衣を助けてやれない、この状況に。


雨宮麻衣が陵辱される、この状況に。






耐えられるはずが、ないだろう。






息も絶え絶えに、かろうじて……。



目を逸らせるオレの髪を、他の男がつかんで、正面を向かせる。



「哲也がすること、ちゃんと見とけ?」


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