もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「は?」


「さっき。
一生懸命あんたに告白した利奈ちゃんに、あんなこと言ったあんたが悪いっ!!」


「…」




キュッ…。




上履きの音がして。



藤澤光が階段を降り始める。




「ちょっと!!
話は終わってないでしょ?」



藤澤光の前にまわりこんで、ネクタイを引っ張る。
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