もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
ネクタイを握りしめ。


はぁはぁ・・と肩で息をつき。


ありえないほど、真っすぐで。


痛々しい。


なのに。


体中から炎が出ているような熱さ。


そんな、藤澤光を目の前にして。





氷の美少年。


女子の間でひそかに呼ばれているあだ名とのギャップを、感じた。

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