もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
それまで毎年そうしてきたように、暗闇の中……。
オレは1個のショートケーキにロウソクをたて、火を点け、その火をひとりで吹き消した。
「誕生日おめでとう・・・」
暗闇に響く自分の声に、苦笑がこぼれる。
でも、次の瞬間には涙があふれ……。
オレはこぶしを口にあてた。
オレは1個のショートケーキにロウソクをたて、火を点け、その火をひとりで吹き消した。
「誕生日おめでとう・・・」
暗闇に響く自分の声に、苦笑がこぼれる。
でも、次の瞬間には涙があふれ……。
オレはこぶしを口にあてた。