もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「ふざけんなっ!!」



あたしは渾身の力を振り絞り、藤澤光を蹴り飛ばした。




「あたしのキスは、そんなに安くない!!
あんたに群がる他の女と一緒にしないで!!」



目を見開き、驚く藤澤光に言い放ち。



「このあたしが。
本気で好きになった男以外に、させるわけないでしょ?」




立ち上がる。
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