もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
舞が怒ったようにオレを睨む。



相変わらず、わがままなお姫様だ。



でも、オレは……。


「ごめん・・・。
中・・・入って。
温かい紅茶でも・・・用意するよ」


いまだに、そんなお姫様に弱い。



そんな自分自身に対して苦笑を浮かべながら……オレは舞を家に入れた。
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