もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「え?
光!?
やだっ!!」


焦って拒絶する舞を強引に引っ張り、玄関に連れて行く。


「あー。
それより、病院が、先か?」


靴を履きながら、後ろの舞を振り返る。


「男かな?
女かな?」


家の鍵をかけ、嫌がる舞を引きずるように大通りまで歩く。
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