もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「光。
気持ち悪い」


「は?」


「男か、女か、とか。
名前とか・・・。
そんなこと、どうだって、いいのに」


まるで……汚いものを見るかのような目でオレを見る舞。


オレには……舞がどうして怒っているのかさえ、わからない。


だから……。


「は?
舞?
何言って・・」


舞の気持ちが聞きたくて、舞の腕を軽く掴んだ。
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