もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
ぽかんと口を開けて、呆気にとられるオレの前。


オレの腕を振り払いながら、舞は叫んだ。


「当然でしょ?
だって、あたしまだ、高1だよ?
普通に考えて、あり得ないでしょ?」


「……は?」


舞……おまえ……。


なに……言ってる?


舞の言葉が……知らない国の言葉に聞こえる。


耳には入ってくるけど、理解はできない、あの感じ。

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