もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
そんなわけのわからない感じのまま……。


「光は、中絶の同意書の父親の欄に、名前書いてくれれば、それでいいのよ!!」


吐き捨てるように言って、舞は、病院の中に入った。


そんな舞を、すぐさま追いかける。


なんだよ、それ。


中絶同意書?


父親の欄?


つーか、その前に……。


「舞……。
おまえ、このこと、ご両親に……」
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