もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
でも……。


そんなオレよりも、舞は声を荒立てた。


「うるさいなぁ!!
そんなこと、どうだっていいって、言ってるでしょ!?」


そんな舞の態度に……。


もう、我慢ができなかった。


だから……。


「舞!!」


舞の目を覚まさせたくて、オレは舞の頬に手を当てた。


ぬくもりで……。


舞の心の目を覚まさせたかった。
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