もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「それなのに……。
誰一人……。
家族すら、見舞いにこなかった」
「……………」
「そんな……混乱と孤独の状況の中。
入院中……。
ずっとそばにいてくれた唯一の人が……。
ある日突然……警察に連れていかれた」
「……え?」
「それって、なに?」
オレにそう聞く雨宮麻衣は、涙をこぼしながらも、ずっと笑顔を崩さない。
誰一人……。
家族すら、見舞いにこなかった」
「……………」
「そんな……混乱と孤独の状況の中。
入院中……。
ずっとそばにいてくれた唯一の人が……。
ある日突然……警察に連れていかれた」
「……え?」
「それって、なに?」
オレにそう聞く雨宮麻衣は、涙をこぼしながらも、ずっと笑顔を崩さない。