もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
それから……。


「あたし。
いちからやり直すの」


何かを吹っ切ったような。


何か吹っ切れたような……そんな、サバサバした表情を浮かべた。


そんなキミにかける言葉は……。


「いいんじゃない?」


きっと、これしかない。


「キミの過去も、キミのことも。
オレは、何一つ知らないけど……」


「…………」
< 417 / 708 >

この作品をシェア

pagetop