もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
闇の中から響く……


『龍が死んだ今。
こいつは、俺のものだ!!
なんたって、あの地獄からこいつを救ってやったのは、俺なんだから!!!
誰にも、渡さない!!!』


アイツの声に、体が震えた。


でも、それだけじゃなく……。


振り返らなかったのは……。


キミとの“約束”を守りたかったから。
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