もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
それは……ただの挨拶。


そのつもりだったのだけど……。


マイちゃんは、酒臭い息で、ヘラヘラ笑い……。


それから、あたしを指さした。


「あっれぇ?
あたし達、どっかで会ったことない?」


「え……」


そんなことを言われても……。


記憶がないから、どう答えていいかわからず固まるあたし。
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