もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
そう言おうとしたオレの顔の前……。


「ほら~。
カギ~!!」


舞は、プラプラとカギを揺らし、オレの耳元で命令する。


「ほら、早く~。
光っ!!
あたしを部屋まで送るのだ~!!」


「…………」


舞はどこまでもお姫様で、どこまでもわがままで……。
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