もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「後は、エレベーターに乗るだけだろ?」


オレの精一杯の抵抗なんて、聞いちゃいない。


しかもオレは……。


盛大なため息をついているというのに……。


そんなわがままな舞の言葉さえ、無視できないんだ。




「あ~着いた。
着いた」


8階の突き当たり。


舞は靴のまま平気で寝室に入り……ベットに転がる。
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