もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「え?」


止めようもないほど、歪む顔。


自分の声とは思えないほど、低い声。


それは、あたしの嫌悪と動揺を表していたのだけど……。


マイちゃんは、そんなあたしの表情にはおかまいなしに……。


「何度もチャイム鳴らしたのに、聞こえなかったの?」


と、不機嫌そうな声で、舌打ちをした。


そして……。
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