もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「え?
何で?
ここ、どこ?」


つい受け取ってしまったあたしは、驚いて、そして慌てた。


もちろん、その名刺も返そうとした。


でも……それを彼女は、許さなかった。


あたしの腕を引っ張り……。


「このあたしが。
いい事教えてあげようって、言ってんのよ。
ありがたく思いなさい?」
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