もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
すると……


「お客様にそんな態度、やめてくれる?
感じ悪い」


藤澤光のまっすぐな瞳にぶつかった。


藤澤光が正しいことを言っているのはわかっているのに、あたしはイライラが納めきれず。


「別に悪いと思わない!!」


と、藤澤光に怒鳴り声を上げた。


その瞬間……。


「ちょっと」


藤澤光はあたしの腕をつかみ、店の裏口からあたしをつまみ出した。
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