もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「だから、あの時、
助けてもらえなかったんじゃない?」


「え?
あの時?」



胸が、ざわつく。


頭が、痛い。



「光があんたの事を本気で好きなら。
絶対、助けると思うけど?
だって・・・ね?」



冷ややかな声に重なる、あの、映像。


夢に見た、映像。


それに続く、記憶の断片。
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