もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
それに、プロポーズの答えなんて、関係ない。


どうでもいい。


だから……。


「いや・・・。
別に」


そっけなく言って、横を向いたのに。


あたしの顎が、舞によってギュッとつかまれた。


「ウザイ!!」


その言葉と同時に正面を向かされ……


「ウザイ!!」


もう一度同じ言葉を口にした舞の……嫌悪に満ちたような瞳とぶつかった。
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