もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「でも、舞様は、あなたのお支払いとおっしゃいました。
払うべきものは、払っていただきたいですね」


「だから、それは、舞が……」


「ですから、舞様は……」


“これじゃあ、ラチがあかない”


眉をしかめて、立ち上がろうとした。


その瞬間……。


はぁーっとため息をついた目の前の男が……。
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