もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
南と呼ばれた男は、藤澤光の胸元から手を離し……


「はい。
オーナー」


と、渋々説明を始めた。


その間、壁際でたたずむあたしと藤沢光。


「……そう。
事情はわかったわ」


数分後。


オーナーと呼ばれた女の人が、あたしを見た。


綺麗だけど……冷たい顔。
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