もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
ベッドは部屋の中央にあり……。


その向こうには、ソファがある。


う、わ……。


広さも、豪華さも、普通の個室とは、違うなぁ……。


そんなことを思っていると……。


ベッドの脇に立った師長が、あたしに手招きをした。


「雨宮さん」


「はい……」


と返事をして、機械やチューブに囲まれたベットに近づく。
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