もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
胸が苦しい。


心臓がドキドキと……異様な速さで暴れ狂う。




あのとき……。


あたしが……いなくなったから?



そんなことだけが、頭をかけめぐる。



その瞬間……。


「雨宮さん?
雨宮さん?
大丈夫?」


体を揺すられていることに気がついて、我に返った。
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